「スキンケアの方法や選び方がよくわからない」
「本当にスキンケアって必要なのだろうか」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
結論から、皮脂や乾燥しやすい男性の肌こそスキンケアは必要です。
本記事では、メンズスキンケアについて気になっている方に向けて、なぜ男性でもスキンケアをすべきなのか、スキンケアをすべき理由や正しいやり方、スキンケア用品の選び方についてご紹介します。
本記事を最後まで目に通すことで、スキンケアの基本や方法がわかるので、ぜひ参考にしてください。
男性でもスキンケアをすべき理由とは?
男性でもスキンケアをすべき理由は以下の3点です。
- 毛穴が目立ちやすい
- 肌が乾燥してしまう
- 男性の肌は女性の肌よりも皮脂分泌が多い
順番に見ていきましょう。
①毛穴が目立ちやすい
男性は、女性よりも肌が分厚いため、毛穴が目立ちやすくなります。さらに、皮膚が分厚いと、肌のキメが粗く硬くなり、毛穴に汚れが貯まりやすくなります。
結果的に、肌トラブルが発生しやすくなるため注意が必要です。毛穴が目立ちやすいと悩んでいる男性は、スキンケアを必ず行いましょう。
②肌が乾燥してしまう
男性の肌は、水分量が少ないため、乾燥しやすくなっています。特に、髭剃りが日課になっている男性は、髭剃り時に肌を保護している角質層や被膜層も一緒に落としてしまうため、スキンケアは必須です。また、男性の肌は女性の肌に比べて50%以下の水分量しかないと言われています。目に見える形で乾燥していれば対策はできますが、皮脂成分が多い男性は乾燥していないと勘違いします。
もう1度、自身の肌が乾燥しているかどうかを確かめ、スキンケアの見直しを行いましょう。
③男性の肌は女性の肌よりも皮脂分泌が多い
男性の肌は女性の肌よりも皮脂成分が多く、1日に発生する皮脂の量は女性と比べて2倍程度です。特に、おでこから鼻までの「Tゾーン」は、皮脂が発生しやすい箇所です。
皮脂が多いと、毛穴に汚れが貯まります。その結果、ニキビや黒ずみといった肌トラブルを引き起こします。肌のテカリやべたつきが気になるなと感じる方は、皮脂を洗い流してスキンケアを行いましょう。
メンズスキンケアの基本 洗顔から保湿までの正しいやり方
スキンケアを行う際、下記の手順を1つでも的外れな方法で行ってしまうと、効果が半減します。今回は、「洗顔」「化粧水」「乳液・クリーム」「日焼け止め」の手順で正しいスキンケア方法をご紹介します。
【①洗顔】洗顔フォームを使って泡で洗う!
初めに、洗顔を行いましょう。洗顔を行うときは、肌負担を軽減するために洗顔フォームをしっかり泡立てて、泡で顔を洗いましょう。市販で購入できる泡立てネットを使用すると、泡立てやすくなるのでおすすめです。
洗顔フォームには、「チューブタイプ」「ジェルタイプ」「泡タイプ」「固形タイプ」といった4タイプや様々な成分が入っています。洗顔フォームを使用していると、肌に合わないなと感じることも多いので、自身にあった洗顔タイプや成分をチェックしておきましょう。
【②化粧水】洗顔後はしっかり保湿
洗顔後は、化粧水でしっかりと保湿しましょう。特に男性の場合は、顔に残る水分量が不足しがちなので、保湿力が高い化粧水を使用するのがおすすめです。
化粧水の量は、手のひらに500円玉程度の大きさが目安です。化粧水を顔に付けるときは、こするのではなく、顔全体になじませるイメージで行いましょう。
【③乳液・クリーム】水分をしっかり閉じ込める!
化粧水の後は、乳液やクリームを使って水分をしっかりと閉じ込めましょう。乳液やクリームに含まれている脂分を肌に与えることで、水分の蒸発を防いでくれます。
乳液やクリームを塗るときは、顔の中心から外側へ向けて優しく伸ばしましょう。強くこすると、肌を刺激してしまい、肌トラブルが発生するので注意が必要です。
【④日焼け止め】毎朝きちんと塗る!
最後に日焼け止めを毎朝きちんと塗りましょう。日焼け止めは、紫外線ダメージから肌を守ってくれる効果があり、シミや乾燥を防いでくれます。紫外線は1年中降り注いでいるので、毎朝継続して塗る必要があります。とはいえ、夏の暑い時期だと皮脂や汗によって徐々に日焼け止めが落ちるため、こまめな塗りなおしが必要です。日焼け止めは常に常備しておき、肌から紫外線ダメージを守りましょう。
男性の肌をツルツルにする方法
肌をツルツルにする方法は、スキンケアだけではありません。日常生活での行動も肌をよくする方法として大事です。ここからは、日常生活で肌をツルツルにできる方法を下記の内容で解説します。
- 1日2リットル以上の水分補給
- ビタミンCの摂取
- 禁煙
- 毎日7時間以上の睡眠
1日2リットル以上の水分補給
肌をツルツルにするためにも、1日2リットル以上の水分補給を行いましょう。人間が1日に必要な水分量は水2リットル程度です。これは、体全体に水分を通わせるために必要な量です。
水をたっぷり摂取することで、血流が良くなり、血液中の酸素や栄養素がお肌に届きやすくなり肌荒れを防ぐことができます。
しかし、毎日「2リットルも水を飲めない。」という方も多いと思います。そういった方は、2リットルのペットボトルを購入して、飲んだ量を目に見えるようにしましょう。目標意識が生まれることで飲めない方でも簡単に飲めるようになります。
ビタミンCの摂取
ビタミンCには肌トラブルの原因になる皮脂の分泌を抑える効果があるため、肌をツルツルにしたい方にとってビタミンCの摂取は欠かせません。また、肌のハリを作ってくれるコラーゲンの成分も含まれています。
1日のビタミンCの推奨摂取量は、成人男性で90㎎です。ちょうどレモン1個分の量になります。レモンが苦手な方は、他の果物で代用するかサプリメントを飲み、摂取するようにしましょう。
禁煙
肌をツルツルにするためにも、禁煙をしましょう。タバコには、ニコチンやタールといった血管を収縮させて血流を悪くさせる成分が含まれています。血流が悪くなると、肌に栄養が届かなくなります。結果的に、肌のターンオーバーや保護機能を低下させることになり、悪影響です。
しかし、いきなり禁煙するというのが難しい方も多いと思います。そういった方は、タールが入っていない電子タバコにするか禁煙外来を受診しましょう。
毎日7時間以上の睡眠
肌をツルツルにするためにも、毎日7時間以上の睡眠をとりましょう。睡眠には、肌のターンオーバーを防いでくれる役割やホルモンバランスが乱れるのを防ぐ効果があります。
人間に必要な睡眠時間は毎日7時間程度です。しかし、睡眠前にブルーライトを浴びたり直前に食事を済ませたりすると質の良い睡眠を得られません。質の悪い睡眠は、肌にも良くないことを理解しておきましょう。
男性のスキンケア用品の選び方
ここからは、男性向けスキンケア用品の選び方についてご紹介します。
- 洗浄成分が含まれているものを選ぶ
- 保湿成分が含まれているものを選ぶ
- 使用感がよいものを選ぶ
1つずつ順番に見ていきましょう。
洗浄成分が含まれているもの
洗浄成分が含まれているものは、肌の皮脂や汚れをしっかり洗い落してくれます。
とはいえ、洗浄力が強すぎるものだと肌に必要な水分も一緒に落とされてしまいます。洗浄成分が含まれているスキンケア用品を選ぶときは、成分や洗浄力も一緒に確認しておきましょう。
保湿成分が含まれているもの
保湿成分が含まれているスキンケアは、乾燥や皮脂が原因で発生するテカリや肌トラブルを防いでくれます。また、化粧水で与えた肌の水分を、持続させる効果があるため、乾燥肌の方におすすめです。
使用感がよいもの
使用感がよいものを使うと、肌になじみやすく使用しているときのストレスもたまりません。使用感がよいものの基準として以下の3つが挙げられます。
- テスクチャが良く伸びる
- 肌のなじみが良い
- 香りが好み
選ぶときは、店頭で使用感を事前に確認し、自身にあったものを選びましょう。
男性のスキンケアに関するQ&A
ここからは、男性が抱えるスキンケアの悩みをQ&A方式で回答させていただきます。
毛穴の詰まりや開きがどうしても気になる…
「毛穴の詰まりや開きがどうしても気になる…」といった方は、どちらも同時に治療しましょう。
毛穴の開きは古い角質や過剰皮脂による角栓の詰まりが原因です。毛穴の詰まりや開きには下記の施術方法がおすすめですので、自分に合った方法を探しましょう。
シミやイボを目立たなくする方法は?
シミは、大きさによって施術方法が異なります。大きなシミの場合は「ピコスポット」、小さくて数が多い場合は「フォトフェイシャル」がおすすめです。
イボを目立たなくさせるには「炭酸ガスレーザー」を当院では用いています。施術後は、10日間テープでの保護が必要になるため、余裕を持った施術期間が必要になります。
年齢と共にたるみが気になる…
年齢と共にたるみが気になる方には、「HIFU(ハイフ)」がおすすめです。HIFUを用いることで、フェイスラインがシュッと引き締まるため、若返り効果が期待できます。
HIFUで不十分な場合は、ヒアルロン酸注入もおすすめです。当院では、お客様の肌の状態に合わせて施術内容を変えているため、お気軽にご相談ください。
アイテムは同じメーカーやブランドで統一すべきか?
必ずしもスキンケアアイテムは同じメーカーやブランドで統一する必要はありません。アイテムを使用する際に最も重要なことは、使用するアイテムが肌に合っているかどうかです。
メーカーやブランドによっては、お試し期間を設けているところもあります。
様々なアイテムを試し自分の肌に合ったアイテムを見つけましょう。
スキンケアはどれくらいの期間続けたら良いですか?
結論、スキンケアは毎日続ける必要があります。肌の生まれ変わりは約28日ですので、最低でも1か月は試してみる必要があります。
とはいえ、肌に赤みやかゆみが発生した場合は、すぐに使用中止しましょう。
男性でも日焼け止めをつけても大丈夫ですか?
結論、男性が日焼け止めをつけても問題ありません。反対に、皮脂や水分量が少ない肌が特徴的な男性にこそ日焼け止めをおすすめします。
日焼け止めは、クレンジングで洗い流せないものもあります。クレンジングの使用が面倒な方は、簡単に洗い流せる日焼け止めを使用しましょう。
まとめ|メンズでも美容皮膚科を活用したスキンケアがおすすめ
メンズスキンケアを面倒と感じる方も多いと思いますが、肌をきれいにすることは清潔感を高めることに繋がります。
当院では、医師、看護師、受付スタッフがお客様の安心・安全を第一に考え、施術方法の特徴や副作用をご説明したうえで、治療をお受けいただけます。少しでも肌について気になる箇所がある方は、ぜひ一度当院にお問い合わせください。