「タトゥーを入れたことを後悔している。」
「タトゥーを消したいけど手術はしたくない。」
このようなタトゥー除去に関する悩みを持っている方は多いのではないでしょうか?
結論、タトゥーを除去したい方には、ピコレーザーがおすすめです。ピコレーザーとは、1兆分の1という短い時間で照射することができる最新のレーザーです。従来のレーザーは1度の照射が10億分の1秒でした。1/1000のピコ秒(1ピコ秒=1秒の1兆分の1)で照射ができるピコレーザーは、従来のレーザーでは対応が難しかった明るい色のタトゥーにも効果を発揮します。
この記事では、ピコレーザーでタトゥー除去することのメリットや除去の流れについて具体的に解説しています。タトゥー除去について悩んでいる方はぜひ参考にしてみて下さい。
ピコレーザーを用いたタトゥー除去の特徴
ピコレーザーでは、タトゥーインクの小さな粒子まで破壊することができます。そのため、従来のレーザーよりも少ない回数でタトゥーを除去することが可能になりました。(インクの濃度や深さにより個人差あり)従来のレーザーでは除去が難しかった赤や黄色などの明るい色のタトゥーにも対応しており、手術をしなくてもほとんど目立たなくなるまでタトゥーの除去が可能になりました。
「過去にレーザーで除去を行ったけど、まだ薄く残ってしまっている。」そんなタトゥーにも効果を発揮します。また、従来のレーザーよりも熱の発生が少なく、周囲の正常な皮膚への負担を最小限に抑えて施術を行うことができます。
ピコレーザーを用いたタトゥー除去のメリット
ピコレーザーでタトゥーの除去を行うメリットは3つあります。
- 従来のレーザー治療と比べて得られる効果が大きいこと
- 照射時間が短く、肌にほとんど負担をかけずタトゥー除去が可能
- ダウンタイムが他レーザー機器に比べると少なく、日常生活に影響が出ない
高い効果が期待できるピコレーザーは、手術をせずにタトゥー除去したいと考えている方に最適な方法となっています。他のタトゥー除去法に比べるとダウンタイムが少ないのが特徴ですが、ピコレーザー後に起きやすい症状として水疱があります。水疱ができてしまった場合は、きちんと診察を受け処置や軟膏の塗布を行うことで、綺麗に改善できることがほとんどですので安心してください。
ピコレーザーを用いたタトゥー除去のデメリット
ピコレーザーでタトゥー除去を行うデメリットは以下の3つです。
- 施術費用が高額になる可能性がある
- 人によっては施術中に痛みを感じることがある
- 術後に施術部分が目立つ場合がある
痛みに敏感な方は、ピコレーザーの照射時に痛みを感じることがあります。また、すべての人に生じるわけではありませんが、施術後に皮膚の盛り上がり、出血などが出るケースも少なくありません。
ピコレーザーの施術料金は、レーザーの照射回数や照射範囲で決まります。当院の施術料金についてはこちらをご覧ください。
ピコレーザーを用いたタトゥー除去の流れ
ピコレーザーを使用したタトゥー除去は以下の流れで行われます。
①タトゥーの大きさを測定
除去するタトゥーの大きさを測ります。除去したいタトゥーの大きさによって料金が決まります。
②写真撮影(経過観察のため)
治療の経過が分かるように患部の写真を撮影させていただきます。個人情報として取り扱わせていただきますので、勝手にホームページなどに掲載するようなことはありません。
③外用麻酔 (20分程度)
局所麻酔または、麻酔クリームの塗布にて麻酔を行わせていただきます。サイズが小さければ冷却のみでも痛みを抑えることが可能なため、麻酔を使用しない場合もあります。
④レーザー照射
個々に合わせた出力で照射を行っていきます。
⑤クーリング
照射部位を冷やし、熱感の軽減を行います。
⑥軟膏を塗布して終了
炎症を予防する目的で軟膏を塗布します。軟膏塗布後はガーゼ保護を行います。自宅でも同様の処置を行っていただきます。
レーザー治療の症例写真
HPCひまわり美容クリニックでのピコレーザーによるタトゥー除去の症例を紹介します。
1〜3ヶ月おきに照射を実施した症例です。従来のレーザー治療では除去することの難しかった赤色のインクも使用されていますが、ほとんど目立たないくらいまで綺麗に除去することができています。料金は55,000円/回×3回の税込165,000円です。
タトゥー除去の方法は4種類!
タトゥーは以下の4つの方法で除することができます。
- レーザー治療
- 切開手術
- 植皮手術
- 削皮手術
それぞれ具体的に解説していきます。
方法①レーザー治療|入院は不要!
ピコレーザーを含むレーザー治療は、肌への負担が少ないためダウンタイムを最小限に抑えることができます。ピコレーザー後に起こりやすい症状として水疱形成がありますが、軟膏を塗布することでほとんどの場合は綺麗に治癒します。そのため、入院せずに施術を行うことが可能です。しかし、1回の照射ではタトゥーを完全に除去することはできないため数ヶ月おきに複数回の施術を受ける必要があります。料金はタトゥーの大きさによって変動しますが、1回の施術費用は20,000円〜200,000円となることが多いです。3回コース、5回コースなどの料金プランを設けているところもあります。
当院のピコレーザーの料金はこちらをご覧下さい。
方法②切開手術|小さなタトゥーにオススメ
切開手術とは、タトゥーの入った部位を皮膚ごと切開し、縫い合わせて除去する方法です。早く除去したい、1回の施術で除去したい方におすすめの方法です。しかし、タトゥーが大きい、皮膚が伸びない場所にあるタトゥーでは1度での切除が難しいため複数回に分けて切開を行っていきます。場合によっては、切開手術自体できない場合もあります。
料金は切除するタトゥーの大きさや施術回数によって異なりますが、100,000円〜800,000円となっています。
方法③植皮手術|自身の肌を移植する
植皮手術とは、タトゥーが入った部分の皮膚を切除し、健康な部分から採取した皮膚を移植することでタトゥーを除去する方法です。植皮術はタトゥーの除去だけではなく火傷や傷跡の治療などでも用いられる方法となっています。大きなタトゥー除去にも対応していますが、メッシュ状のような跡が残ってしまうというデメリットがあります。
料金はタトゥーの大きさによって異なりますが、200,000円〜1,000,000円になっています。
方法④削皮手術|皮膚の再生力でタトゥーを消す
削皮方法とは、皮膚をカミソリのような医療機器で削ってタトゥーを除去する方法です。植皮術同様、火傷の治療などで形成外科にて用いられる方法です。皮膚の表面を削り、新しい皮膚が再生するのを待ちます。施術後は火傷のような跡が残りますが、年単位で綺麗に落ち着いてきます。
料金はタトゥーの大きさによって異なりますが、300,000円〜2,000,000円となっています。
タトゥー除去に関するQ&A
「
タトゥー除去を考えているけど、なかなか踏み出せない」「どの方法が良いのか悩んでいる」といった方もいるのではないでしょうか。ここでは、タトゥー除去に関してよくある疑問とその回答を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
すぐにタトゥーを消せるのはどの方法?
すぐにタトゥーを消すことのできる方法は、切開手術や植皮手術です。ただし、切開法でもすぐに消せるのはタトゥーが小さく、周囲の皮膚に余裕がある場合など条件があります。切開手術ではすぐにタトゥーを消せるメリットがある反面、施術後しばらくは傷跡が目立ってしまいます。
タトゥーが完全に消えるまでどのくらいかかるの?
1人1人レーザーの回数は異なるため、治療終了までどのくらいかかるのかは実際にやってみないと分からない場合が多いです。基本的には、10回以上かかることを覚悟しておきましょう。インクの種類や深さや色、インク粒子の大きさ、体質などがレーザー照射回数に影響します。
レーザーを照射するときの痛みは?
ピコレーザーは従来のレーザーと比べても、痛みが少ないのが特徴です。しかし、多少の痛みが生じる場合があります。そのため、レーザー照射する際は、外用麻酔を行います。なるべく痛みの少ないように麻酔を調整しながら行っています。
ピコレーザー治療後の経過は?
ピコレーザー治療後は、炎症を抑えるために自宅でステロイド軟膏の塗布とガーゼ交換を行っていただきます。照射部位の経過を見ながら数ヶ月に1度照射を繰り返していきます。
水ぶくれができたらどうすればいい?
水ぶくれができた際は、施術してもらった医療機関に相談しましょう。一般的に小さい水ぶくれであれば、経過観察することがほとんどです。ステロイド軟膏を塗っていただき、水ぶくれが小さくなるのを待ちます。大きな水ぶくれになった場合には、清潔な針を刺して、水ぶくれの中を抜くといった処置を行います。
ピコレーザーのタトゥー除去にはどのくらいの費用がかかる?
タトゥーの大きさによって料金は異なります。ピコレーザーによるタトゥー除去の平均的な費用は5㎠以下の小さいタトゥーだと1回の照射が20,000円前後です。600㎠を超える大きさになると1回の照射が200,000円前後になります。麻酔や軟膏などの料金は別途料金となっていることが多いです。クリニックによっては、3回コース、5回コースなどコース料金を設けているところもあります。当院でのピコレーザーの料金はこちらよりご確認ください。
ピコレーザー使用後のダウンタイムはどのくらい?
ピコレーザーは肌への負担がとても少ないため、ダウンタイムはほとんどないのが特徴です。肌への負担を少なく、タトゥーの除去をしたい方にはおすすめの方法になります。
まとめ|タトゥー除去にはピコレーザーがおすすめ!
ピコレーザーでのタトゥー除去は、肌への負担が少ないため日常生活に大きな影響なく行うことが可能です。切開法であれば、傷跡が残ってしまいますが、ピコレーザーではその心配もありません。
HPCひまわり美容クリニックでは、エンライトンⅢというアメリカFDA認可のピコ秒レーザーを使用したピコレーザー治療を行っています。高い効果を発揮する上に、肌への負担が最小限に抑えられるのが特徴です。タトゥー除去についてお悩みの方はぜひ当院にお問い合わせ下さい。