ピコレーザー/エンライトンIIIとは
■こんなお悩みに…
しみ、そばかす、肝斑、くすみ、色むら、色素沈着、毛穴、小じわ、傷痕、あざが気になる方
タトゥー除去、アートメイク除去をご希望の方
■期待できる効果
・しみ、そばかす、肝斑の改善 | ・くすみ、色むら、色素沈着の改善 | ・あざ、傷痕の除去 |
・毛穴の縮小 | ・しわ・小じわの改善 | ・タトゥー・アートメイクの除去 |
エンライトンIIIは、アメリカFDAの認可のピコ秒レーザーです(ピコは長さを表す単位)。
効果の高いレーザーでありながら 、肌への負担が最小限。従来のレーザー治療とは比べ物にならないほどシミ・そばかす・タトゥーなどを早く・キレイに消し去ることができる、従来型の欠点を補った革命的なレーザーです。
皮膚に対する熱ダメージを限りなく抑え、“衝撃波”の作用により色素を細かく粉砕することが可能なため、他の治療では治療が難しかったシミや薄い色むらなどへの効果も期待できます。また、正常な皮膚にほとんどダメージを与えることなく、施術を行うことができ、ダウンタイムも抑えられます。
3種類の治療方法
ピコレーザー治療には「トーニング」「フラクショナル」「スポット」と大きく3種類の治療方法があります。
トーニング
弱い出力のレーザーを肌に当てて、黒ずみを消していく治療方法です。シミの生成そのものを抑える作用もあり、シミの予防にもなります。
回数を重ねることで肝斑の改善も可能です。
さらに肌全体をトーンアップできるので美白治療としても優秀で、シミだけでなく肌のザラつきも改善します。
フラクショナル
毛穴の開きやニキビ跡などの治療に効果的なピコレーザー治療の一種です。 ピコトーニングがシミやそばかすといった色味の改善を行うのに対し、ピコフラクショナルは肌の凹凸の改善に適した治療といえます。
真皮のコラーゲンの増生による、小じわの改善効果もあります
スポット
出力が強いレーザーでシミを改善していく治療です。ピコトーニングと選べると即効性があり、シミ、ほくろ、刺青、アートメイクなどが適応となります。
4つのポイント
従来よりもさらに短い照射時間(パルス幅)を追求
これまではシミやタトゥーの除去に使用していたレーザーは、ナノ秒が限界でした。しかし、エンライトンIIIは従来に比べ1000分の1の速さでのレーザー照射を実現。より小さな標的を狙い、治療することが可能になりました。ターゲットを絞り、非常に短い時間の照射になるため、痛みも少なく治療することができます。
細かく粒子を粉砕
エンライトンIIIなら、従来のレーザーでは破壊できなかった小さい粒子でも粉砕する事が可能です。衝撃波によって極小レベルまで粉砕された色素は、代謝機能により体外に排出されやすくなります。元々メラニンが少ないしみに関しても効果が期待できます。
色素沈着のリスクが少ない
エンライトンIIIはピコ秒でのレーザー照射のため、従来のレーザーに比べて周囲の組織への熱影響を非常に少なく抑えることができます。
そのため、従来のシミ治療よりも色素沈着のリスクを低く抑えることができます。
タトゥー・アートメイク除去の場合マルチカラー対応
これまでは532nm, 1064nmの2つの波長だけでしたが、670nmという波長が加わり3波長に。これにより、カラータトゥーの治療バリエーションが増えました。全色カラータトゥー・刺青に対応しています。従来の機器では難しいとされていたマルチカラータトゥーの除去治療にも適しています。
施術の流れ
洗顔して皮脂や汚れを落とした清潔な状態にします。
顔の施術でメイクをしている場合はクレンジングでしっかりとメイクを落とします。
患者様の希望やお悩みを伺い、最適な治療を提案します。
治療に関して、疑問・ご不安がございましたらご遠慮なくおっしゃってください。
適切な波長、出力のピコレーザーで1ヵ所ずつ又は全体に照射。
施術後は若干の肌の赤みがありますがお化粧をしてお帰りいただけます。
紫外線対策は重要です。日常では日焼け止めを必ずしてください。
ピコスポット | ピコトーニングピコフラクショナル | タトゥー除去 | |
施術時間 | 範囲、大きさにより異なる | 15分前後 | 範囲、大きさにより異なる |
治療間隔 | 必要に応じ、3か月程度あけて再照射 | 2~4週に1回 | 状態により、1-3か月程度あけて再照射 |
副作用 | 点状出血、膨疹、熱傷、白斑など | 点状出血、膨疹、熱傷、白斑など | 水疱形成、色素沈着、色素脱失、感染、ケロイド、瘢痕など |
ダウンタイム | 治療部位は1週間程度濃くなり、1か月後には色素沈着が出ます。 | 基本的にはありませんが小さい点状出血が出ることがあります。 | 腫れは数時間、赤みが1週間程度、カサブタが1-2週間程度 |
治療後のメイク | 直後から可能 | 直後から可能 | 施術部位、翌日から可能(水疱形成があれば不可) |