「日焼けをどうにか予防したい。」
「日焼け止めだけでは、紫外線対策できているか心配…」
このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
今回はそんな方に向けて、飲む日焼け止めについて解説していきます。飲む日焼け止めは塗る日焼け止めと併用することで、紫外線対策効果をより発揮してくれます。
本記事を読めば飲む日焼け止めの効果や選び方、おすすめの商品まで知ることができます。日焼けに関する悩みを解消したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
飲む日焼け止めとは?
飲む日焼け止めとは、その名の通り飲むことで日焼けを対策できる商品のことです。
紫外線を浴びると体の中に老化の原因である「活性酸素」やシミ・シワの原因である「メラニン」が発生します。
これらの成分発生を抑制する働きのある「抗酸化作用」の高い成分が飲む日焼け止めには配合されており、紫外線による肌のダメージを体内から防いでくれます。
飲む日焼け止めを選ぶポイント
飲む日焼け止めとは何かを分かっていただいたうえで次は、飲む日焼け止めを選ぶポイントを以下の観点から説明していきます。
- 肌に嬉しい栄養素が+αで含まれているもの
- 形状が小さく、飲む回数が少ないもの
それぞれ説明していきます。
肌に嬉しい栄養素が+αで含まれているもの
たくさんの種類があってどれを選んだらよいか分からないといった場合には、肌の悩みをサポートしてくれるその他栄養素に注目してみるのもよいでしょう。。
肌悩みを解決してくれる栄養素には以下のものがあります。
- ビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンE
- リコピン
「ビタミンB群」は、日焼けによる皮膚の損傷の回復をサポートしてくれます。また、ビタミンB2は新陳代謝を高め、ビタミンB6は新しい皮膚の合成を助けてくれます。「ビタミンC」「ビタミンE」「リコピン」は抗酸化物質であり、日焼け後のシミ対策として大切な栄養素です。抗酸化物質はシミの原因となるメラニン色素の生成を抑制する効果があります。
紫外線対策をしつつ、紫外線に負けない肌を作りたい方は、ビタミンB群が含まれているもの、シミを予防したい方には、ビタミンC、ビタミンE、リコピンが含まれているものを飲む日焼け止めを選ぶ基準にするのもよいでしょう。
形状が小さく、飲む回数が少ないもの
継続して飲むものになるので飲みやすさ、継続のしやすさも大事なポイントです。
粒の大きさは商品によって異なるので、自分が飲みやすい大きさのものを選ぶとよいでしょう。また、1日当たりの服用回数や効果の継続時間などもよく確認しましょう。
当院がおすすめする飲む日焼け止め6選
次は具体的におすすめの飲む日焼け止めを紹介していきます。
- Dr.MelonR(ドクターメロンR)|アンチエイジング・美白効果アリ!
- SOLPRO WHITE(ソルプロプリュスホワイト)|抗糖化対策も!
- へリオケア ウルトラD|飲む日焼け止めの王道!
- クリスタルトマト|自然のトマトを原料に調合
- U・Vlock|美肌のための成分が豊富
- ビューティー クリア ブライト|クリアな肌へと導いてくれる
それぞれ説明していきます。
Dr.MelonR(ドクターメロンR)|アンチエイジング・美白効果アリ!
抗酸化サプリメント「ドクターメロンR」は、腐らないメロン(ヴォークルシアン種)から抽出された成分メロングリソディン®が主成分。腐らないメロンには、活性酸素を除去する「SOD」が豊富に含まれています。
SODの活性酸素除去力は、なんとビタミンCの8,000~56,000倍。また、1か月間内服した人とそうでない人を比べると、MED(紫外線抵抗力)が8倍高まったとの報告もあります。
さらに、活性酸素除去だけでなく、バラの花エキス(美白成分)やミネラル類(亜鉛、セレン)、ビタミン類(ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB1、葉酸)なども含まれているので、日焼け対策だけでなくトータルケアが可能です!
SOLPRO WHITE(ソルプロプリュスホワイト)|抗糖化対策も!
美肌サプリメント「ソルプロプリュスホワイト」は、ニュートロックスサン®とAGESCLEAVER®(エージーイークリーヴァー)が主成分。このサプリは、抗酸化だけでなく抗糖化対策も同時にできる点が優れています。
「ニュートロックスサン®」は、シトラスとローズマリーから抽出されたエキスのことで、抗酸化作用があります。抗糖化作用を担っているのは、もう一つの成分「AGESCLEAVER®」。7種類の混合ハーブ抽出物で、糖化物質(AGEs)を作らせない作用があります。
さらに、できた糖化物質を分解する作用も持ち合わせた優れモノです。
糖化すると、活性酸素が発生。活性酸素により酸化が進み、その結果酸化状態は糖化をさらに進行させます。そのため、糖化と酸化の対策は一緒に行うのがベター。
甘いものが好きな人には必須のサプリメントとしてオススメの飲む日焼け止めです。
へリオケア ウルトラD|飲む日焼け止めの王道!
「ヘリオケア ウルトラD」はファーンブロックを主成分とする世界中の皮膚科で処方される先駆者的商品。日焼けによる赤みやダメージを軽くし、皮膚がんのリスクを低下させる効果もあります。
クリスタルトマト|自然のトマトを原料に調合
「クリスタルトマト」は遺伝子組み換えを行っていないトマトを原料に作られたサプリメント。紫外線や肌のストレスからの保護、肌の色むらの均等化、肌質改善に効果があります。
U・Vlock|美肌のための成分が豊富
「 U・Vlock」は美肌のための成分が豊富と言われています。
シトラス果実などのエビデンスに基づき独自ブレンドしたUVケア成分に加え、ビタミンC、ビタミンD、プロテオグリカンなどの美肌成分が豊富に含まれているためです。
ビューティー クリア ブライト|クリアな肌へと導いてくれる
「ビューティー クリア ブライト」は過去の商品からリニューアルして再登場。新しく「レッドオレンジエキス」と「クチナシ黄色素」の2つの原料が追加されました。その結果、ポリフェノールやその他の有効成分の種類を増幅させ、クリアな肌へと導いてくれます。
そもそも日焼けはどうしてできるの?
日焼けは「UVA」と「UVB」の2つが原因で起こります。
UVA(紫外線A波)とは肌の奥まで届く紫外線で、シミやしわ、たるみの原因です。UVAを浴びることで活性酸素が発生し、たんぱく質やDNAが傷つきます。
UVB(紫外線B波)とは肌の表面で吸収される紫外線で、UVAよりもエネルギーが強く、肌を痛めやすいです。シミやそばかすの原因になります。
これらの紫外線の対策を行うためにも肌に塗る日焼け止めに加え、飲む日焼け止めの併用がおすすめです。
飲む日焼け止めで本当に日焼けは防げるのか?
飲む日焼け止めを飲むだけで日焼けを防止できるという科学的根拠は、今のところありません。
飲む日焼け止めは、塗る日焼け止めと同等の効果を得られないとアメリカの学会でも発表されています。そのため、飲む日焼け止めだけでは紫外線対策が不十分です。極力、塗る日焼け止めと併用するようにしましょう。
飲む日焼け止めの効果
飲む日焼け止めに含まれる有効成分には、具体的にどのような効果があるのかを以下の観点から説明していきます。
- フェーンブロックの効果
- ニュートロックスサンの効果
フェーンブロックの効果
飲む日焼け止めの主成分である「フェーンブロック」は、シダ植物の一種から抽出された成分で、紫外線防御作用、抗酸化作用、炎症抑制作用など、紫外線(フリーラジカル)によって傷ついた肌細胞をケアするのに有効な、以下のような働きを持っています。
- 紫外線防御作用
- 抗炎症作用
- 脳細胞保護作用
- 抗酸化作用
- 免疫防御作用
- 細胞DNA保護作用
- 皮膚構造の保存作用
これらによって日焼けを防御する働きの他、シミ・シワの抑制、皮膚がんのリスク抑制といった効果も期待できます。
なお、紫外線防御作用は服用から30分程度で効果が出始め、その後は約2.5時間にわたって効果が持続します。海やリゾートでもしっかり効果を発揮してくれるでしょう。
ニュートロックスサンの効果
飲む日焼け止めに含まれる「ニュートロックスサン」という成分は、一年中強い紫外線が降り注ぐ地域で栽培された自然の植物から抽出した天然成分です。地中海地方に生息する柑橘類(シトラス)とローズマリー(古代から薬として用いられ、抗酸化作用・抗ウイルス作用があるとされている成分)を組み合し開発されています。
- 細胞DNA保護作用
- 紫外線防御作用
- 皮膚構造の保存作用
ニュートロックスサンの上記の働きが日焼け対策に効果的です。
飲む日焼け止めは単独では効果が薄い
飲む日焼け止めは単独での使用だと効果があまりありません。そのため、必ず塗る日焼け止めと併用しましょう。
また、飲み忘れを防ぐためにも毎日同じ時間やタイミングに飲むように心がけましょう。
飲む日焼け止めに関するQ&A
ここからは以下の飲む日焼け止めについての質問にお答えしていきます。
- 飲む日焼け止めは子供でも服用できますか?
- 飲む日焼け止めは妊娠中でも服用できますか?
- 他の薬と服用しても大丈夫ですか?
- 飲む日焼け止めにリスクや副反応はありますか?
- 塗り薬だけではだめですか?
- 冬でも日焼け対策はすべきですか?
- 飲む日焼け止めを飲むベストなタイミングは?
それぞれお答えします。
飲む日焼け止めは子供でも服用できますか?
結論、子供でも飲む日焼け止めは服用できます。
しかし、4歳以上が望ましいです。臓器の発達が追いついていない4歳未満での服用はおすすめできません。
飲む日焼け止めは妊娠中でも服用できますか?
飲む日焼け止め自体に毒性はありませんが、一般的な経口剤と同じように妊娠中や授乳中の服用は推奨されません。
他の薬と服用しても大丈夫ですか?
他の薬と飲む日焼け止めの服用は避けるべきです。
併用する薬によっては、飲む日焼け止めとの組み合わせで副作用が起こることも考えられるためです。
どうしても他の薬と併用して使いたい場合は主治医に相談するようにしましょう。
飲む日焼け止めにリスクや副反応はありますか?
基本的に副作用はありませんが、食物アレルギーが発生するリスクは0ではありませんのでその点は注意しておきましょう。
シダ植物は中央アメリカとヨーロッパでアトピー性皮膚炎などの治療に25年以上前から使用されていますが副作用が認められていないので副反応はないと言っていいでしょう。
塗り薬だけではだめですか?
特に紫外線の強い時期である5〜9月は、塗り薬だけでの日焼け予防は不十分な可能性があります。
市販の日焼け止めを使用して、表示のSPF値を得るのに必要な最小用量は2mg/cmです。しかし、実際には必要な量の25%ほどしか使用されていない場合が多いため、不十分と言えます。
飲む日焼け止めは、紫外線により肌が受けたダメージを軽減させる効果があります。紫外線よる肌ダメージを最小限に抑えるためには、
塗り薬のみではなく、飲む日焼け止めとの組み合わせで使用するのがおすすめです。
冬でも日焼け対策はすべきですか?
冬にも日焼け対策は必要です。
酸化ストレスや免疫抑制の原因となるUVAは気候や天候を問わず通年で変化しません。
そのため、季節に関係なく日焼け対策をする必要があります。
飲む日焼け止めを飲むベストなタイミングは?
飲む日焼け止めは外に出かける30分前に摂取するのがおすすめです。
理由としては口から接収したものが消化を初めて体内で働きだすのが30分かかるためです。
まとめ|飲む日焼け止めで美白を目指そう!
今回は飲む日焼け止めについて解説しました。
何度か記述しましたが、飲む日焼け止めと塗る日焼け止めの併用を忘れないようにしましょう。また、冬の期間であっても紫外線対策を怠ることなく、美肌を保つ努力を積み重ねていきましょう。「医療機関専売品」の飲む日焼け止めは美容皮膚科で購入可能ですので、購入を考えている方や、日焼けに関する悩みをお持ちの方はぜひ一度当院にお問い合わせください。